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音楽が、人をつなぐ ―「ブラバン”熱血”サマーキャンプ」ジョイントコンサートを終えて

1か月前、体調を崩しました。
帯状疱疹という診断を受け、以来、痛みとかゆみがなかなか引かない日々を過ごしています。今回のジョイントコンサートの司会も、正直なところ、万全の状態とは言えないまま本番を迎えることになりました。

司会という仕事は、体力だけでなく、周囲を一つにまとめるだけのパワーが求められます。今回は特に、農大二高吹奏楽部の生徒たちと、サマーキャンプに参加した中学生たち――合わせて200名近い若いエネルギーを相手にする舞台でした。

正直、不安でした。
このテンションに、自分はついていけるだろうか。まだ本調子ではない身体で、彼ら彼女らの熱量を受け止め、まとめ上げることができるだろうか――そんな自信のなさを抱えたまま、開演前の静かなホールに立っていました。

けれど、その心配は杞憂でした。

熱の入ったリハーサル。そして本番。
第1部は、農大二高吹奏楽部による『農大二高ステージマーチングショー』。華やかで迫力あるマーチングに、会場の空気が一変しました。

第2部は、サマーキャンプに参加した中学生55名による吹奏楽ステージ。3日間の練習の成果を発揮した、はつらつとした演奏でした。

そして第3部は、農大二高吹奏楽部142名と中学生55名、総勢197名による合同演奏。高校生と中学生が3日間かけて共に練習を重ね、一つの音楽をつくり上げた集大成のステージでした。

静まり返っていたホールが、演奏が始まった瞬間、一気に熱気に包まれていきます。その様子を間近で見ながら、私自身、体調への不安をいつの間にか忘れていることに気づきました。

いや、忘れていたのではありません。
高校生。中学生のひたむきな姿、まっすぐな表情、音楽に懸けるエネルギーから、私自身がたくさんの元気をもらっていたのだと思います。

司会という大役は、この日を皮切りに3日続きます。
体調への不安は、正直まだ完全には消えていません。それでも今日、生徒たちからもらった元気のおかげで、良いスタートを切ることができました。

「音楽って、人をつなぐんだな」

改めて、そう感じた一日でした。
そしてそれは、演者と聴衆だけでなく、体調に不安を抱えていた司会者である私自身をも、確かにつないでくれていました。

素晴らしい演奏を届けてくださった皆さんに、心からの感謝を込めて。

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