COLUMN

コラム

オンラインサロンの話し方教室
2021年1月からスタートしたオンラインサロンのコンテンツでは「心に伝わる話し方教室」を毎週1度動画配信していましてもうすぐ20回になります。
自己紹介、ファシリテーター、話しの組み立て方、緊張との付き合い方などテーマを決めて5分から8分の内容を皆さんにお届けしています。リアル教室に通えない方や、隙間時間に学びたいという方に利用してもらっています。
今回は「他人紹介術」についてです。知人同士を紹介する際にどのようにしたら良いのか。迷いますよね。そんな時に使ってほしいと思って、私が行っている方法を3つに絞ってお伝えしています。
よく皆さんに「ネタはどのように決めていますか」とオンラインサロンの動画撮影について聞かれますが、追い込まれないと決められないタイプなのかいつも撮影ギリギリまで決まりません。皆さんに喜んでもらえるように、飽きられないようにとテーマを絞り出しますが、おかげさまで講師としてのコンテンツも増えて私自身が勉強になっています。

リアル教室は6年目
リアル教室ではNHK文化センター講座で6年目。スタート時から参加してくださっている受講生さんは私のアシスタントとしてお手伝いをしてもらっています。
カルチャー教室の良いところは「先生」と言ってもそれほど講師と受講者の距離が離れていないところです。また私の講座は半年で1クールが終わるので、先生に気を使っていつ辞めたらいいのか・・というのも比較的ないのではと思っています(違っていたらごめんなさい)。

指導者のロールモデルは・・・
私の指導者としてのベースはNHK前橋でお世話になった岡田誠吾アナウンサーの指導する姿勢でした。小学生を迎えて模擬番組を制作する企画がありまして、本業のアナウンサーがアナウンサー役の小学生に話し方を指導します。岡田アナウンサーは誰に対しても平等で、妥協をしない厳しい指導法でした。その姿勢は体験教室である小学生にも同様。容赦なかったように記憶します(笑)今も私の中で指導者のロールモデルとさせてもらっています。
誰に対しても平等に向き合う。相手の良いところを見抜き引き出す。時には厳しく指導する。これらを岡田アナウンサーから学び指導する際に大切にしています。

NHKの体験教室で
ある年の体験教室で来た児童。たぶんクラスで一番静かな男の子がアナウンサー役でした。カメラマン、プロデューサー、ディレクターなどの役割がある中で、比較的元気の良い児童がアナウンサー役をやってくれるのですが、その男の子の声はほとんど聞こえないほどの小さな声でした。明らかに話すことが苦手なタイプ。しかし岡田アナウンサーは彼を特別扱いするわけでもなく、何度も丁寧に「もっと腹の底から声を出して」とプロのアナウンサーを養成するような真剣で厳しい指導していたのを覚えています。ちょっとヒヤヒヤしましたけれどもね。先生から後で聞いた話では普段ほとんどしゃべらない男の子だそうです。
しかし奇跡が起きた。岡田アナウンサーの特訓が功を奏した?本番ではアナウンサー役として堂々とスタジオを仕切ったのです。その場にいた全員が拍手。もしかしたら、その男の子の人生を少しだけ変えたかもしれないって、感激したのを覚えています。あの男の子はどうしているかな。私も話し方での悩みや苦手意識のある人の力になりたい。そんなことを思う原体験でした。

人は誰でも苦手なものはあります。悩みもします。そんな時に「あっ、これいいかも」という出会いがあったら色々試してほしい。動けば何かが変わると思うから。私の教室もそんなきっかけになれば嬉しいです。明日から新しいコースが始まります。受講生さんのために頑張ります!今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

リアル教室は群馬県庁昭和庁舎にて

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