悩みが先取りできたならいいのに
隙間があるから悩む
先日想定できないような出来事が起きました。不可抗力で起きてしまったことについて悩み始めてしまった。結局いくら考えても真実は分かりませんからモヤモヤするのですが、このような悩みは非生産的で心身ともに無限の負のループに陥るようなものでして。
例えばコロナの影響で仕事がキャンセルになる。誰のせいでもない。悩んでも仕方ないけれど仕事を予定して日程を調整しているので急きょなくなったというのは、空いたスケジュール帳を眺めながら余分に無駄に「悩む隙間」を自分に与えているようなもの。そう私の場合、隙間があるから悩んでしまうらしい。
そこで仲良しの後輩に「未来におきそうなアクシデントを予測して、解決させて悩まずにすむ方法はないかな」と本気の顔で問うてみました。「何言っているのですか??」と言いたかっただろうけれど、少し間をおいて「もう勘しかないですね」と一言。
悩みを解決するための「戦略会議」
お風呂は私の最高の戦略会議の場所です。なかなか解決しないことがあったら「戦略会議」とばかりに浴室に逃げ込む感じ。しかしお風呂に入ると他のことが浮かんできて、本題の悩みそっちのけで新たに浮かんできたことに思いを巡らします。提案やオンラインサロンのコンテンツ、話し方教室のカリキュラムなど、お風呂の中ではリラックスしているからでしょうか。のちに企画が通るようなアイディアも過去いくつも思いつきました。
今朝の戦略会議では「私がAIになる!忘れる前にご連絡システム」。NHK文化センター講座もおかげさまで6講座から今年度は7講座にバージョンアップしました。受講生さんの中で、ついつい忙しく忘れそうな方に「明日お時間があったら気楽に参加してくださいね」とおせっかいメッセージを時々送るというシステム。なあんだと、考えてみれば当たり前のことだけれど、当たり前と思って見落としていたことをもう一度まじめに取り組む。
リスクヘッジと覚悟
人は誰でも悩みます。毎日いくつも浮かんで消えていく。でもよくよく考えると未来の悩みって本当に予測できないのかな。いやいや、自分が行動したことを顧みればリスクヘッジできる。例えば間違って他の人にメールを送ってしまった。など、日々の生活の中でささいなことでも行動すればリスクはあるもの。ましてや言葉を生業としているからこそリスクも大きいと。しかし行動することを恐れていては前に進めない。どんなことが起きても自分で責任が持てる覚悟ができていればいいのかなって。
「あたりまえ」の中に答えが眠っている
話を元に戻しますと、コロナ渦中で急に予定が変更になって、ぽっかり空いたスケジュール帳を見て「この先どうなっちゃうのかな」と悩み始めたら。これまた当たり前のようなことですがToDoリストを作るというのはどうでしょう。些細なことでいい。例えば「テレビ近辺の片づけ」など。そんなふうに今に集中していると悩んでいる時間がもったいないような。そんな気がしてきました。
後輩もそんなことを思って私を諭してくれたのかな。彼女と話す何気ない会話のなかに、悩みを解決する糸口が眠っていたのかもしれない。そろそろ本当に眠くなって目が落っこちそうなので今夜はこのあたりでおひらき。