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コラム

話し方のコンプレックスは誰でもあります。今日は、話をする上での障害になるもの(敵)について。一番の悩みは『緊張』です。私はいままで2000回以上の司会をさせてもらいましたがやはり緊張するときはします。どうやったら克服できるかとよく聞かれます。
今日は緊張対策のひとつから「慣れる」を紹介します。慣れると言ってもアナウンサーじゃないので、慣れるような、人前で発表するような場所は滅多にありませんと突っ込まないで。
場所はなければ自分で作ればいいわけで、まずはあなたに好印象を持ってくれている人の前(仲間)で、文章を読む、自己紹介をする、プレゼン資料を読むなどを実践します。その際には、あまり原稿は見ない、失敗しても気にしないで進める、落ち込んでいる暇はないと言い聞かせて会話を進めてください。
慣れてきたら家族。家族ほどクールにダメ出しをする人間はいないでしょう。年頃の娘さんや息子さんに「何言っているのか、分からな~い」なんて批判を受けながら、成長していくのです。「もう何度も聞いて飽きた~」というぐらいまで家族に聞いてもらえば安心。冷ややかな家族の視線と指摘こそが、緊張から逃れられる最大のトレーニングとなります。
また同時に一人で練習すること。何度も練習します。これに尽きます。練習の時間をあえて設けずに隙間時間を使って練習します。例えば仕事の合間、車に乗って運転前の時間、昼食時間を早く切り上げてなど。なぜなら「よし練習するぞ」と、気合が入るほど気が重くなるから。また練習するときは最初から最後まで練習したり、苦手なところだけ練習したりと、隙間時間に応じて変えることも大事です。
さて、緊張のメカニズムは私が感じる限り、いくつもの状況が重なって起きるものですので、これからも少しずつコラムで紹介していきますね。
緊張のほぐし方や緊張しないためのレッスンは「奈良のりえオンラインサロン」動画配信で実践を入れて紹介しています。
皆様の今日が、緊張感から解き放たれ自分らしい会話が楽しめる一日でありますように。今日もコラムをご覧いただきありがとうございました。

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