COLUMN

コラム

『究極の自由と、織りなす糸』

新しい月がはじまりました。 今月も、皆様とともにこの時を過ごせる喜びを噛み締め、筆を執らせていただきます。

1月の集大成を終え、来る2月に向けて、私は自分自身に一つの問いを立てました。
「もしも今、実績や肩書きという『鎧』をすべて脱ぎ捨て、究極の自由を手にしたとしたら、私は何を積み上げるだろうか」と。

皆様はこの問いに、どう答えを出されますか?

私たちは、目に見える実績や実力が寵愛される時代を歩んできました。しかし今、多様な生き方をしている方々から聞こえてくるのは「目指すべき目標が、もう見当たらない」という声です。それは停滞ではなく、むしろ「自己実現」を超えた、さらに高次な「自己超越」の域に達しているからのようです。

物質的な成功の先にあるのは、何者かになろうとする「目標」ではなく、心がストンと納得する「在り方」そのものです。すでに満たされている、完成されている状態から、あえて「一から」何を始めるか。その軽やかなスピード感こそが、新しい時代の本質だと感じています。

先日、ある演奏会でエレクトーンが奏でる中島みゆきさんの「糸」を聴きました。 歌詞のない旋律が私の魂に届けたのは、宇宙的なメッセージでした。

「縦の糸は、皆様が掲げる尊い志。横の糸は、それを社会へ、未来へと紡いでいく私の言葉」

人は一人で立っているようでいて、実は誰かの意志(縦糸)と重なり合い、美しい模様を描いています。私は皆様という強靭な縦糸に寄り添う横糸として、その「意図」を丁寧に、鮮やかに発信し続けていきたい。

「鎧」を脱いだあとに残る、裸の自分で。 また一から、しかしこれまで以上に深く。

2月の風に乗って、皆様の物語をともに織りなしていけることを、心より光栄に思います。

関連記事一覧