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誰にでもあるゴールデンタイム
ゴールデンタイムとはテレビやラジオの視聴率が取れる時間帯のことを指します。午後7時から午後10時と言われます。眠りのゴールデンタイムは午後10時から午前2時です。さてあなたにとっての頭が冴える、集中できるゴールデンタイムはいつでしょうか?今日はそんなことを綴りたいと思います。

あなたのゴールデンタイムは
朝起きて頭が冴えていてアイディアが浮かぶ人は、朝の数時間がゴールデンタイムかもしれません。私も清々しい朝などは目覚めもスッキリしているため色々なことがはかどります。またゆっくり朝風呂に入りリラックス。湯船に浸かって考えごとなどをするとひらめくことがあります。これもゴールデンタイムと言えるでしょう。
そんなゴールデンタイムがどこにくるかをマネジメントできたらいいと思いませんか?例えば自分がどの時間がイケてるのか把握していれば、ビジネスでもゴールデンタイムに商談などを入れることができ良い結果を導くでしょう。これも立派な戦略。自分が比較的体調の良い時間帯や曜日を知ることも大切なことです。
因みに私はご飯を食べた後はすぐに眠くなってしまうため、午後は相当注意します。特にイベントの司会などはその日のコンディションで、業務が終わるまで食べずに過ごすこともあるぐらい集中しなければいけない時間を意識しています。
ある意味ゴールデンタイムを知ってコントロールすることが、ビジネスを成功に導くためにも必要になってくるでしょう。

気まぐれなゴールデンタイム
さて、そんなゴールデンタイムですが、イレギュラーにやってくる気まぐれなゴールデンタイムがあります。
仕事が終わらない。でも夕食を食べたら眠くて仕方ないから歯を磨いて寝ようと歯磨きしたらなんと、スッキリして目が覚めた。なんて、覚醒されることってありませんか?
私は文章を書く仕事の時は、この気まぐれゴールデンタイムが来るのをじっと待っています(だから締め切り間近になるのか)。もがいてもがいて、深夜までダメダメなグダグダな自分。昼間はお天気が良いからとウキウキ買い物に行って、帰ってきてから原稿を書こうなんて思っていても、その気にならない。こうしてグダグダしながら書きたくなる時を待つ。そしてやってくるのは深夜2時からのゴールデンタイムなのです。そう深夜2時からぴったり2時間、嘘のように頭が冴える。こんなことしているから目の下にクマができちゃうのよね。
きっと業種や取り組む内容によってもゴールデンタイムって違うのでしょうね。でも皆さんも、私のようにきまぐれゴールデンタイムがあるかもしれないので注視してみてください。

大切なものはゴールデンタイムともうひとつ
実は数日前の夜がまさにそんな状態でした。ここ数か月、大学に通い始めテンションが上がりすぎていて落ち着きがありませんでした。しかし落とし穴が潜んでいた。私のひょんな勘違いで落ち込むことが生じてしまった。テンションが高い時ほど落ち込むと奈落の底状態ですよ(笑)
まるで両思いだと思っていた彼が、実はそうではなく、思い違いだったというぐらい!そんな激しいショックが一気に押し寄せてきたのです(内容は詳しく言えずごめんなさい)。
でも実は、自分では分かっているのですが、原稿の締め切りが迫る仕事から逃げたくて仕方なかったのです。だって書けないのだもの。そう大学のこととは一切関係ないのです。
さてこういうネガティブパワーに負けそうになった時は、明るい前向きな女友達に限ります。親友に連絡して実に数時間、私の愚痴に付き合ってもらいました。優しかったな~。そしていつしか気持ちもすっきりして、何かを悟ったような、開き直りもあって、やっと机に向かったのが深夜2時でした。

待ってましたゴールデンタイム
やってきたゴールデンタイム!私は必死でパソコンカチャカチャ。一気に企画を作り上げましたが、実に長かった。気持ちが乗るまで。そうゴールデンタイムが来るまでです。
今はこのように深夜までゴールデンタイムを待っている状態ですが、できればゴールデンタイムを自分で生み出せるほどマネジメントできたらいいですね。
嫌なことやショックなこと、思いもよらない失敗は突然訪れるわけで、そんなときにもしっかり仕事がこなせるように、ゴールデンタイムに切り替えられたらどんなに仕事がはかどるだろうと思うこの頃です。

ゴールデンタイムともう一つ大事なもの
つまり私が皆さんにお伝えしたいのは、自分にとって最高のパフォーマンスが発揮できる時間や状態を知ることの大切さです。とはいっても状況が許してくれないこともあるでしょう(例えば試験の時間などは確定しているもの)。であれば、日常の何気ないひとコマや時間帯をゴールデンタイムに替えられるように事前準備のひとつとして調整をしていくなど方法はあるはずです。
どうかあなたの限られた時間を有効に使うためにもゴールデンタイムを意識して日頃の生活を見直してみてください。
つまりのつまりで、私が言いたいことは大切なのはゴールデンタイムのマネジメントと、愚痴を聞いてくれる明るい親友。こうして私はまだまだゴールデンタイムをマネジメントできず、波乗りのようにゴールデンタイムが来るのを待っています。そして愚痴を聞いてくれる優しい女友達に助けられながら、締め切りギリギリで企画や原稿を仕上げるのでした。

NHK文化センター前橋教室にて「心に伝わる話し方教室」主宰

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