曇り空が好きなわけ
【曇りが好きなわけ】
朝目覚めてパッと澄んだ青空は一日の良いスタートがきれるとワクワクします。それは誰もが感じるのではないでしょうか。が、私は曇り空も好きです。
NHKキャスター時代に尊敬する女性局長がいらっしゃいました。その頃の私は無駄に元気で、毎日がオーディションとばかりに夕方の生放送「夕焼けほっと群馬」という番組を担当していました。生放送だから失敗はしたくないし、取り返しのつかないことになる。テンションを上げてリスナーさんに元気を届けたいという気持ちだったんですね。それで元気でなければいけないと思っていたのでしょうか。
そんなある日、気付きを与えてくれたのが女性局長です。雑談をしていた際に局長が「私は曇りが好き。だって普通の天気でしょ。普通というのがいい」というようなことをおっしゃった。私の解釈は「無理に頑張らなくていい。普通でいいのよ」と、前のめりになりそうな私に「大丈夫。今のままのあなたでいい」と言ってもらっているようでした。日常の天気の会話でしたが、張り詰めていた私にはそのように聞こえたのかもしれません。
お天気と言えば、最近妹がお盆で帰省しました。ふと見上げた空に観たことのない虹が!彩雲かと思いきや環水平アークというそうで、珍しいのだそうです。「たまには空を見上げてみるといいよ」と妹からさりげない一言。それからというもの余裕がなくなりそうになると、空を見上げて雲の合間の青空を楽しんでいます。見方を変えると雲まで変わってくる。自分の考え方も一緒だったりして。
納得いかないことはぐるぐる何度も同じところで思考停止して「だって○○だから納得いかない」と堂々巡り。空の見方を変えるように他の視点から観たら、「納得いかない」ことも気づきのチャンス、空で言えば美しい景色なのかもしれません。
もしも自分では変えられなければ、他人の意見を聞く、先輩からアドバイスをもらうと気づきがあるかもしれません。私自身も空からも、雲からもそして身近な人からも学びをいただく日々です。さて、今日は味方によっては「ハートの青空」を発見。以前妹が発見してくれた環水平アークの虹も一緒に投稿します。あなた様の心に一筋の虹空を。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。