COLUMN

コラム

何故学ぶのか?
早稲田大学EMBA Essenceの学びも残すところあとわずか。仲間と会えない寂しさに少々センチメンタルになりつつある私です。
2021年9月当初「私はここで何を学ぶのか」を問い質し「経営者にインタビューをする番組を更に充実させるためにインプットにきた」とか「今後のビジネスに大切なスキルを身に付けるため」などいくつもの学びたい理由がありました。しかし、その先にある本質は霧の中でした。ようやく霧が晴れつつあるようです。

仕事は志事
最近の講義で仕事とは「志事」というメッセージがありました。対価として報酬をいただくけれどそれだけでなく「志を持って行うこと」が大事だと。志=ミッションともいうべきかもしれません。会社のミッションはあるけれど自分のミッションはどうでしょうか?そんなことを考えました。ありそうでない。考えたことがない。あるはずだが明確化していないなど、ないないを連発の私です。

いつかすると思っていたある失敗
そんなことを考えていたある日、オンラインサロンの動画撮影でメイク道具一式を忘れてしまうという私の中では頭を抱える失敗をしてしまいました(フェイスブックでも紹介しましたが)。この日しか収録が出来ないというピンポイント。撮影スタッフに迷惑をかけることができない。撮影したら一生残る。など頭によぎりまして結局撮影をすることにしました。実はこのヒヤリとする忘れ物は以前にもあって「お化粧ポーチ簡易版」を持ち歩いたほうが良いのではと修正ポイントは理解していたものの「まぁ、いつかでいいかな」とお気楽、楽観的にやり過ごしていました。しかし今回はマスクの下で汗をかいて崩れていたメイクを直すすべが全くない。完全にアウト状態でした(苦笑)・・(結局、カメラのアングルでカバーしてもらいました)

失敗からセレンディピティな出会いへ
そこで今回の反省をしかと受け止め翌日、簡単に持ち歩けるようなお化粧直し用のコンパクトパウダーを購入することにしました。どれをどのように選んだらよいのか、正直分からないながらにも、ビジネス脳でどんな時にどんなコンパクトが必要かを洗い出し、店員さんに聞いてみます。担当してくれたのは20代後半ぐらいの明るくてお話が大好きそうな女性でした。私は①持ち歩きするのでほどほどのサイズ②マスクをしていて崩れてしまったお化粧を整えてくれるもの③ケースは持ち歩きたくなる可愛いものと伝えます。すると、定員さんは「最近はマスクをしているので顔全体にファンデーションを塗る人が減っていて、崩れないように薄めのメイクの人が多いです」と伝えてくれました。なるほど、メイク事情がコロナによってこんなに変わっていたとは。そして若い人の感性を盗むのが大好きな私としては彼女のおススメを聞きました。すると、いくつかの種類を出してくれてそれぞれの良さ、課題などを教えてくれました。

どうやら彼女はメイクが大好きで自分でも様々なメーカーを使い比べているそうです。だからこそ分かる実感などは嘘がないだろうし、これはもはや客と従業員を一気に超えて女子トークさながらに盛り上がりました。気に入ったものがなければ無駄になってしまうので私のお買い物はかなり慎重です。でもいつしか彼女のキラキラした表情で一生懸命商品の説明をしてくれる姿勢に「彼女に投資したい」そんな気持ちで1つのコンパクトパウダーを選びました。きっと私はメイクを直すたびに、彼女との時間を思い出すことでしょう。そしてまた彼女と一緒に楽しみながらコスメを選びたいと思うわけです。

人には天職がある
さて「人には天職がある」という言葉は誰もが一度は聞いたことがあると思います。大谷選手が楽しそうに野球をする姿を見るたびに天職に出会えて幸せそうと私は元気をもらいます。言わずもがなですが「楽しいの裏には、楽しむための努力」をしているわけですが、でも楽しんでいる姿って尊いなって思います。そして私が出会った化粧品販売の彼女も「天職」なのだと思ったのです。仕事を楽しそうにこなしている姿は美しく頑張っていらっしゃる若い方を応援したいという支援(社会貢献)を私も頑張りたいと力を貰いました。

天職の見つけ方のコツ
では天職の見つけ方はというと、先日の講師の先生がおっしゃっていた「好きなこと、得意なこと、社会の役に立つこと」と合っているかどうかを考えます。私は小さい頃からおしゃべりが大好きで授業中に先生に注意されていました。一見マイナスに見えるのですがアナウンサーにとっては大事なスキルかも。。と最近、あと付けで納得しています。すぐに天職を見つけるのは難しく、そもそも天職という言葉の定義も難しいかもしれません。しかし大切な時間を仕事に費やすのであれば「自分自身が納得する」ことを“なりわい”にしたいなと。

今回は彼女との出会いで、若い人の仕事に対する姿勢から学びました。さあて、天職を楽しんでいる大谷選手が今日も打席に立っています。二桁勝利二桁ホームランを目指しての偉業を達成するか!?とメディアも大注目。
私は横目で眺めながらメイクをしっかりしてお仕事に行ってまいります。
そして私がEMBAで学ぶ理由は「天職に磨きをかけるため」でした。これからも社会貢献(アントレプレナー支援)とビジネスの両立を目指していきます。最後まで読んでくださりありがとう。

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