COLUMN

コラム

喜ばせることを惜しんではいけない
私の日記にはページの下に名言が記されています。で、今日は「幸運を味わった者は、人を喜ばせることを惜しんではならない」(ソフォクレス)でした。「今日は誰を喜ばせられるかな」なんて意気揚々と玄関から一歩を踏み出します。
先日久々に尊敬する金融系の先輩とランチをさせてもらい、たくさんのアドバイスをいただきました。そんな日は「今日も一日生き切った!」とばかりに帰宅後もご機嫌。
ということで、今回のコラムでは今月出会った人からもらった言葉や、私が好きな言葉を集めてみました。

成功するかどうかは準備で決まる
「準備万端の人にチャンスが訪れることを幸運と呼ぶの」。アメリカの司会者オプラ・ウィンフリ―の言葉が大好きです。
司会、インタビュー、対談、取材など、どこまで準備したかでだいたい決まると思っています。芸能人との対談はインスタ、テレビ、ラジオ、HPをチェック。経営者の場合は著書、過去の新聞記事などをチェックして、相手の方を知ろうとすることからすべてが始まっています。そんなわけで本や資料でデスク周りはいつも宝が山積みでございます。で、手帳には準備するものを「予」と書いておいて予習をします。それでも当日上手くいくとは限らない。それが対談であり、インタビューであり、トークショーなのです。でも成功率はあがるのではないかと信じて日々準備と練習に追われています。
先月は女優の紫吹淳さんとのトークショー。そして今度の日曜日は前田美波里さんトークショーに対談相手として出演させていただきます。

喜びの下には・・
続いて、最近気になった言葉は「怒りの下には悲しみが、支配の奥には恐れが、喜びの下には愛がある」。これは、誰かの言葉と言うのではなく以前メモしておいたものです。
そもそもなんで怒っているのだろう。その根底には深い悲しみが潜んでいたりする。支配をしたいという深層心理は恐れがあるから。そして人が喜んでいるときはその基盤には愛があるって、真実を付いた言葉です。
ふと、最近の私はどうだったかなと振り返る。と、コラムを書いていたら20年来の友人からLINEが入った。「元気?」。月に一度彼女はさりげなく連絡をくれる。「骨折は治ったけど、腰とお尻が痛いからカイロプラクティックの先生のところに通っているよ。でも元気!」と報告。「その文章から元気が伝わってきた」と返信を貰って、私のほうが嬉しかった。何気ない会話だけれどお互いの安否を最大限にさりげなく気遣う。心地良い距離感の親友がいることが私の自慢だったりする。喜びの下に愛があるってこういうことかな。お互いが元気であることに喜びを感じる。それは相手を思う心=愛があるから。

解決できたこともそうでなかったことも
仲良くしてくれる後輩がいます。久々に思い出してくれたようで連絡が来ました。「〇〇町観光協会の方を紹介してもらいたいのですが」と。海外にビジネスを展開するはずだったけれどその直前に新型コロナウィルスの影響で顧客セグメントを見直すことになったらしいのです。国内需要の掘り起こしに注力しています。「私の親友が広告代理店に勤めているから彼女には話してあるので連絡してみて」と繋ぎましてミッションコンプリート。
今日会った先輩に言われたことが頭をよぎります。「自分ですべて解決しようと思ったり、背負わないで。出口を決めて誰かに任せることも大切」なのだと。プロボノ活動はやりがいもあるけれど頑張りすぎると疲弊してしまう。そんなアドバイスをしてくれました。

ピンチをチャンスに変える経営者たち
今月はお宿「玉樹」の関口社長からお声がけいただき社員のためのスキルアップセミナーを担当させていただきました。同旅館はお客様が減少している今だからこそと社員教育に今まで以上に力を注いでいます。また「攻め」の好機と捉えリノベーションを積極的に行うなど、ピンチをチャンスに変えている企業です。そんな社長の背中を見ている従業員の方々から、玉樹を支えてきた実績と誇りを感じました。
また、タイ古式マッサージ「すあいろむ」を運営する群馬イノベーションスクール(GIS)の小森美千代さんからの依頼で、個人事業主向けのコミュニケーション講座をさせていただきました。心を込めてサービスをしていてもキャンセルやクレームが時にはある。「私の何が悪かったのかな」と自分を責めてしまう。そこでなんとか自尊心を整えるための講座はないかと打ち合わせを重ねて当日を迎えました。
帰り際に参加者の方々から「こんなに楽しい講座は初めて」と言っていただき、こちらこそありがとうの気持ちでいっぱいです。
小森さんが開くセミナーは彼女がいかに周りから信頼されているかが伝わってきて雰囲気も良い。小森さんもマッサージルームを増設させて、スタッフだけでなく個人事業主さんを対象にした講座を開くなど攻めの姿勢でピンチをチャンスに変える女性経営者です。

「よろしくお願いします」が、ときめきWord
今朝もモーニングルーティンでコラムを書いています。「よろしくお願いします」という言葉が目覚めとともに思い浮かびました。この言葉にときめきを感じたのです。「先手必笑」。笑顔でよろしくお願いいたします。と言えたなら何かが新しく生まれそう。今週はどれほど沢山の方にお会いして「よろしくお願いします」と言えるのでしょうか。とにかく一日一日を大切に生きていきたい。そして気がついたら兼ねてからの夢が叶っていた、そんな生き方ができたら素敵かなって思いました。最後まで読んでくださりいつもありがとうございます。

「ピンチをチャンスに」と社員教育に注力する企業が増えている

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