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変化には不安がつきもの
新年度が始まりました。大きな変化があった人。あまりなかった人など様々でしょうが、少なくとも今を生きている私たちは新年度だからとか、そうでないとか関係なく新型コロナウイルスで変化せざるを得なくなったことも多くあるのではないでしょうか。今日はそんな変化について「苦手」というあなたのために。変化を怖がらない方法をお伝えしようと思います。

「変わること」を恐れないためには
変わることに恐怖を感じるのは人間の本能として危険から命を守るために必要な行為です。
しかし変化を受け入れられないために、自らが生きることが辛くなるのであればそれは幸せではありません。
今、私の周りでもものすごい勢いで変化していることに気づかされます。小さなことで言えば先月まで紙資料を使用していた会議がペーパーレスでタブレットになったこと。その瞬間に「今後益々加速するだろうな」と実感しました。その変化を毛嫌いするのでなく私はゲームのように楽しむことにしました。本当は変化が苦手で、お仕事でも担当者の方が変わると「以前のほうがやりやすかった」などと言って慣れるまでに時間がかかりました。しかし、変わってしまったものはどうするわけにもいかない。であればその状況をゲーム感覚で楽しんじゃおうと思ったわけです。

「変わること」に早く慣れるには
どのように楽しむかと言うと「どのタイミングで新しい担当者に慣れるか」という「変化に早くなれるゲーム」を考えてみました。今までは半年かかっていたところを数か月、もしくは数日、いや数時間で克服する。そんな最短時間を目指して日々変化ゲームに挑戦中です。
このゲーム、慣れると楽しいですしいい意味で「人への執着」が消えてしまいます。
例えば大好きだった彼にふられたとしましょう。どうして?なにがいけなかったの?と考えても答えなんて分かるはずがないし、想定外のところに答えがあったりする。だから人の気持ちが変わることは仕方がないのです。であれば、早くその状況に何が何でも腹落ちさせるしかないわけで、時間がかかってもかからなくても答えは決まっている。
それができないから困っているのよと突っ込まれそうですが、人の縁とは見えないところで導かれたり、終了することがどうやらあるようで、それらも結局のところ自分が望んでいる結果のような気がします。そして終わるご縁の後には新しい出会いもあるはず。新しい出会いのために終わる縁もある。だから終わったことにさえ感謝しよう。今は言えなくても未来の自分のために。と思っています。
そのように考えると仲が良い、縁がある今を大切に一生懸命向き合うことにもつながるのではないでしょうか。

変化に慣れる方法「わざと変化ゲーム」
それでも変化することはやっぱり怖いというあなた。私もそうなのですよ。本当は苦手。大好きな祖母と離れて幼稚園に行くのも怖かった。小学校でもクラス替えが苦手だった。新しい環境になれるのに時間がかかる。今だって克服訓練中。だからこそ、どうやったら早く変化に慣れられるか、かなり実験をしてきました。そこで効果があるものが見えてきました。私達は「変化」に慣れていないから苦手なわけで。であれば、変化に慣れるために自分で毎日プチ変化を起こして、対応する力を磨いていけばいいと考えました。
いつも同じラーメン屋さんに行く。でも今日は通りすがりの定食のラーメンにしようか。同じ道で帰る。今日は敢えて遠回りをしてみようか。などと少しずつでいいから自身が変化を体験し、そのときの「妙な感覚」を受け入れるトレーニングをするというのはどうでしょう。
わざと変化を起こして慣れるみたいな感覚です。私はこの「試してみる」というプチ変化訓練をゲーム感覚でやってみることをおすすめします。

あなたの人生の出演者に「とりあえず感謝」
そうはいっても新年度、どうしても苦手な人ができてしまったというあなた。いうまでもありませんが一生のお付き合いではないでしょう。しかし苦手な人と我慢して付き合うのも苦痛で仕方ない。ではどこを変えればいいのでしょうか。
実は、嫌いや苦手な相手と向き合うのではなく「相手を苦手と思う自分の心」と向き合う。まずは「私この人苦手かも。怖いかも」と自分の気持ちを受け入れる。そこからがスタートだと思うのです。私もありますよ。急に無視をされてしまった大親友とか、ある日突然ふられた(本当は前兆があったはず?)とか。態度がよそよそしくなった人とか。そういうことに気づいてしまった自分と向き合います。
結局気にしても相手の気持ちは変えられない。でも嫌いがあるから好きもあるわけで、愛と憎しみは表裏一体だから、両方バランスよくあることが人生なのでは。嫌いや苦手もごちゃまぜで楽しみましょう。それもあなたの人生を豊かにするものだから。
周りにいる人、好きな人そうでない人もあなたの人生のかけがえのない出演者。あなたの人生に登場する出演者には“とりあえず”感謝の気持ちで接してくださいね。私もそのように自身を説得させながら日々奮闘しています。今日も最後までありがとうございました。

力強い青空もあなたを応援している!

いつもがんばって変化を受け入れているあなたへ。優しい色のバラをみて休んでほしい

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