COLUMN

コラム

『終わりなき学び』――プレゼン研修から得た気づき

早稲田大学での講義は、刺激に満ちた時間でした。日本を代表する企業の女性管理職や候補の皆さんにプレゼン研修を行い、それぞれの課題や悩みに向き合う機会をいただきました。

皆さん、ノウハウはすでに持っています。それでも、心の中には不安が渦巻いているのです。緊張、声の質、話し方、滑舌――悩みの種類は人それぞれ。しかし、どの課題も「伝える」という本質に関わる重要な要素です。

今回の講義を通じて改めて感じたのは、表現力を磨くことの大切さ。特に女性の場合、低音を出すことが難しいと感じる方が多く、どのようにトレーニングすればより落ち着いた説得力のある声を出せるのか、研究の余地があると確信しました。

そして、私はこう考えます。ゴールはない。学び続けるからこそ楽しい。何かをやり遂げた瞬間に満足して終わるのではなく、その先にある新たな課題へ目を向ける。この姿勢こそが、私自身の成長の源であり、また受講生の皆さんに伝えたいことでもあります。

この学びを活かし、私の話し方教室もさらにブラッシュアップしていきます。そして今週末には経済交流会での講義、さらに司会のお仕事の台本修正が待っています。終わりなき挑戦に、心が躍ります。

このような貴重な機会をいただけたのも、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センターが素晴らしいコースを実施されているおかげです。研究センターの先生方の発想力とプロデュース力に心より敬意を表します。学び続けることの楽しさを、これからも多くの方と分かち合っていきたいと思います。

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