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「困難と楽しく付き合う」その②

前回のコラムでは、不利な状況の中に眠っている「宝の金脈」を信じて困難な出来事を楽しみながら乗り越えたら。と書きました。

今日は、その続き。一見不利に見えることでも「逆転」がある。でも不利な状況を逆転させるためにはやらなきゃいけないことが沢山あります。とにかくやれることは全部やる。これ以上はやれないよ。というところまで準備をしていても状況が変わらない可能性もある。そのときは「一旦、心を開放してあげる」を試してみては?

一生懸命取り組んでここまでやるか、というところまでいくと、ふと我に返り「これは執着なのでは」と我に返る瞬間があるかもしれません。その時は「虫の目、鳥の目、魚の目」の鳥の目でちょっと遠くから眺めてみてください。「まあ、いいか」といった心境。極限までやれるところまでやった人の開き直りは、清々しささえ感じます。

この時に私が大切にしているのは「自分の正しいということが、相手の正しいとは限らない」。お互いがそれぞれの「正しい」でぶつかっているということ。これが分かると視野が広がります。相手の言っていることを受け入れられると、ちょっと拗ねていた心がふわっと温かくなるような感覚になります。「私も正しいけど、あなたも正しい」これが大事かなと。

つまり、相手を受け入れるということ。

それでも自体が改善されない場合ももちろんある。人生はとかく思い通りに行かないもの。もうそうなったら・・・。私は全く関係ないことに目を向けます。ある時は普段掃除しない場所をきれいにしてみたり、作ったことのない料理をしてみたり。誰かのために立つようなことを必死に見つけて行って。神様にいうのです。「こんなに頑張っている私をちゃんと見ていてくださいね」と。見てみてアピールです。

だから毎日ベストを尽くし天命を待つ。の姿勢。ある方に教えてもらったDO MY BEST。きっと自分に嘘をつかないで毎日最善を尽くしていれば大切なことを得られるはずです。

どうか、困難という「ハードル高くてあなたにはこなせないよ」とマイナスの暗示をかけるような言葉に負けないで。それほどあなたはやわじゃないんじゃないかな。自分を信じてください。今まで頑張ってきた自分をね。

東京日本橋の武田薬品工業グローバル本社にて

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